アラフォーがうつ病から社会復帰するために

うつ病になりやすいと言われているアラフォー世代。元大手IT企業のサラリーマンが、社会復帰するための道筋を実体験を交えて綴っていきます。

職業訓練校の種類

職業訓練校の制度は大きく分けると次のようになります。

  • 公共職業訓練
    都道府県立 職業能力開発センター(直営)
    ⇒民間委託
  • 求職者支援訓練
    ⇒民間委託


主な違いを簡単に紹介しますね。

 

公共職業訓練

失業給付を受給している人が対象です。
受講費は無料*1の場合と
有料*2の場合があります。

 

諸条件を満たすと訓練中(+訓練後1ヶ月)は
失業給付が延長されます。

 

都道府県直営の職業能力開発センターで
行われることもあれば、民間の専門学校やスクールに
委託して行われることもあります。

 

全日程の8割以上出席すれば
修了することができます。

 

スクールにもよりますが、
勤怠に対してはやや緩やかです。

 

参考までに東京都の公共訓練の種類を挙げます。

都立職業能力開発センター (直営)
離職者等再就職訓練 3ヶ月・6ヶ月(民間委託)
若年者向け委託訓練 6ヶ月(民間委託)
委託訓練活用型デュラルシステム 4か月(民間委託)
女性向け委託訓練 3ヶ月(民間委託)
母子家庭の母等に対する職業訓練 3ヶ月(民間委託)
東京都民間委託訓練 3ヶ月・6ヶ月

このうち、オススメなのは離職者等再就職訓練
都立職業能力開発センターの訓練です。

35歳未満であれば若年者向け委託訓練
チェックしておくとよいでしょう。

 

求職者支援訓練

 

失業給付を受給できない求職者が対象です。

 

失業給付の延長はありませんが、
受講費は無料ですし、月額10万円が支給されます。
(被扶養者がいる場合12万円)

 

基本的に民間の専門学校やスクールに委託して行われます。

 

全体的に勤怠に対しては厳しく、
1日でも休むと重めのペナルティを受けます。

 

かなり多岐に渡った種類の訓練が
比較的高頻度で開校されています。

求職者支援訓練 認定コース情報

 

で,結局どっちがいいの?

 

あなたの前職の月給にもよりますが、
殆どのケースで公共職業訓練の方が
圧倒的に好条件になるはずです。

 

しかし、求職者支援訓練の方が
コース自体の数も開催頻度も多いのも事実です。

 

本当に受講したいスクールのコースを選ぶ、
ということが最も重要と言えます。

*1:半年未満のコースでは教科書代のみ負担

*2:1年コースでは受講費10万+教科書代自己負担