アラフォーがうつ病から社会復帰するために

うつ病になりやすいと言われているアラフォー世代。元大手IT企業のサラリーマンが、社会復帰するための道筋を実体験を交えて綴っていきます。

うつ状態から回復しての求職活動

失業給付で当面の生計を立てるには?

前回の流れうつ状態から回復して、

医師から就労可否証明をもらい、
なんとかハローワークで求職登録すると…

 

うつ病による退職者は特定理由離職者となるため、
通常の給付制限期間(3ヶ月)を待たずに、
失業給付がはじまります。

 

ただ、勤続年数が10年未満の場合、
受給できるのは90日のみです。

 

病気から回復したてで、
3ヶ月以内に面接受けて
就職して働き始める。

 

実際問題、
これはなかなかに
ハードルが高い。

 

そこでオススメしたいのが職業訓練。

職業訓練の種類

職業訓練にも3ヶ月~12ヶ月と色々な種類があります。
ここでオススメなのは6ヶ月または12ヶ月の訓練。

 

訓練中は失業給付が延長される上、
交通費もほぼ実費で支給されます。

すぐに働くのは困難でも、
学校に半年ないし1年通うならなんとか…
という人は多いのでは?


毎日同じ時刻、
同じ場所に通うことで
生活のリズムをつくることができます。

 

これまでの経歴を踏まえて、
訓練校で新たなスキルを身につけることで、
求職活動に幅を持たせることもできるでしょう。

 

ただし、6ヶ月や12ヶ月の訓練はかなり限られた
時期にしか実施されません。

 

参考までに2016年度の東京都の職業訓練で
これらの条件に該当するのは以下だけです。

 

4月 東京都立職業能力開発センター 1年・6ヶ月コース
   東京都民間委託訓練6ヶ月

6月 離職者等再就職訓練(民間委託) 6カ月コース

7月 離職者等再就職訓練(民間委託) 6カ月コース

 10月 離職者等再就職訓練(民間委託) 6カ月コース

 

これを見ればわかるように年度の最初の方に集中しており、
後半は10月だけです。

 

募集は概ね2か月半前に始まり、半月ほどで締め切られます。

 

実際に1年コースを受けるには?

1年コースは4月のみです。
このため、これを受講するなら
1月末には申し込んでおく必要があります。

 

給付制限なしの場合
訓練開始日当日に
1日でも受給日数が残っていれば
給付延長が認められます。

 

その一方で求職登録ができるまで
申し込むことができません。

 

つまり、

  • 1年コースの職業訓練に通いたい(4月1日開校)
  • 受給日数90日

 

この場合1月2日以降
締め切りの2月4日までに
求職登録をした上で
申し込む必要があるのです。

 

運がいいか、
よっぽど計画的にスケジュールを組まない限り、
この条件を満たすのはなかなか困難とも言えます。